2009年9月22日火曜日

Apache で WebDAV

Apache HTTP ServerでWebDAV機能を利用します。
HowToサイトなどでは、SSLと組み合わせた運用方法の紹介がよく見受けられます。ただし、Apache HTTP ServerではSSL以外にもBASIC、DIGEST認証などのセキュリティシステムも手軽に利用できます。ここではWebDAVの利用のみを考えます。
まずはWebDAV機能を有効化します。

# a2enmod dav

続いて公開するディレクトリの設定。
/etc/apache2/httpd.conf
/etc/apache2/apache2.conf
/etc/apache2/sites-available/default
上記の設定ファイルのうちのいずれかを編集します。根元度で昇順に並べています。

<Directory /var/www/webdav>
DAV on
Options Indexes FollowSymLinks Multiviews
AllowOverride Options
Order allow,deny
allow from all
</Directory>

ここでは/var/www/webdavディレクトリを公開しています。"DAV on"でWebDAV機能の有効化、Optionsディレクティブの"Indexes"でファイルの一覧表示、"FollowSymLinks"でシンボリックを辿って他のディレクトリも参照できるようにしています。ただし、シンボリックを/var/www/webdavに配置した場合、ブラウザ上では正しく表示されますが、直接WebDAVをマウントし、NautilusやFinderなどのファイルマネージャでアクセスした場合は表示されません。"AllowOverride Options"でオプションを有効化しています。以上でApacheの設定は終了です。セキュリティ、パーミッション等各々の環境に合わせて編集します。